● 2007年 9月
● 植物の中に見つける 不・思・議
1

森や林を歩いていると、あれは何?ということがあります。
7月のカヤノ平、ブナの林床で見つけたのはギンリョウソウ(銀竜草)別名ユウレイタケ。
植物の常識を超え、まったく葉緑素を持ちません。落ち葉の下からキノコのように
生えていますが、キノコではなくイチヤクソウ科です。
2

ネコが大好きなマタタビ(木天蓼)、花の咲くこの時期だけ、枝先の葉の一部が白くなります。
落葉の蔓植物なので、葉が落ちたら何だったかは判りません。可愛い花が実になる頃、また
この場所に来てみましょう。
3

一ヶ月後のカヤノ平、いつも泊まるロッジのすぐそばでヤナギラン(柳蘭)が見事に群生。
蘭といってもアカバナ科で、雄性先熟性という、とても興味深い特徴があります。
ヤナギランはひとつの花の中に雌しべと雄しべがありますが、雄しべが先に成熟し、ひとつの花の中で
交配するのを避けるシステムのようです。種族保存の知恵でしょうか。植物の中には同様の性質を
もっているものもありますが、この性質をみつけるキッカケがヤナギランでした。
4

7月にはベニバナイチヤクソウ(紅花一薬草)が咲いていた同じ場所が

8月には靭草(ウツボグサ)に変わっていました。
季節によって表情が変化するブナの森、カヤノ平で、今夏から森の学校が始まりました。
森の植物が教えてくれる楽しさを、充分に味わっています。