● 植物と暮らす塾について
人は自然の一部です。そのことを、今、私達は見失いがちではないでしょうか?
人と自然との距離が遠くなってしまいました。
都市に緑を、といって人工的な自然は多くありますが、作りたての公園や緑地は、なにか空々しく馴染めません。
3年、5年、10年と経っていくと、樹々の生長に伴い、伸びやかさのある空間へと育っていきます。
植物の力の偉大さを感じます。
でも、やはり、もともとの雑木林、里山には敵いません。
そこには植物だけでなく、たくさんの生きものがいます。
その場所全体が生きているのです。
本当の自然は厳しく、その自然と折り合いをつけながら暮らしてきた人間が、
自然の厳しさを克服し、自分達の便利で快適な生活を優先させたことが、
地球環境の急激な変化を生じさせています。
今、私達にできることは、自らが自然に近づくこと。
野の草は、時が経つと枯れてゆきます。でも、種子を残し、次の世代へと継いで行きます。
樹木は葉を落とし、根に養分を貯め、春を待ちます。寒い季節の冬芽には強いエネルギ-が溢れています。
春の芽吹きは一日一日周囲の色を変え、雨が降るごとに景色は変化してゆきます。
植物から教えられることばかりです。
自然の野や山は、誰が手を貸すでもなく、営々と生命のサイクルを育み、
大切に創った景観を私達に見せてくれています。
人の営みが自然の側に在った時、自然と人間はもっと上手に付き合っていたことでしょう。
植物とくらす塾は、そんな想いでいます。
ア・ラ・プラスとして、実際にエコロジカルな庭造りなどを実践してまいりましたが、
植物とくらす塾の今後の活動としては、生きている地球という視点に立ち、
植物に関しての実践的な体験を、ワークショップや座学などを中心に検討しています。
今までは、仕事の一環としてまいりましたが、
ア・ラ・プラス設立20年を迎える今年度から別の活動として考えてゆきます。